メッセージありがとうございました!Thank you for your message! [2024-002]
- 【質問】①平和への思いを書いてください②大切にしているものを教えてください
- **マークは、広島・平和記念公園にて書いていただいたものです。
- 英訳(日本語訳)を順次掲出してまいります。今しばらくお待ちください。
- [Question] ① Please write your peace wishes. ② Please tell us what you cherish.
- ** marks were written at Hiroshima Peace Memorial Park.
- English translation (Japanese translation) will be posted sequentially. Please wait a moment.
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【心で感じること】
私は東京都豊島区役所に35年間勤務する傍ら、自治体労働運動を通して平和運動にかかわらせていただきました。職場の皆からのカンパ等に支えられ、ほぼ2年に1度夏に広島に訪れ、子供たちとともに原爆ドーム、平和資料館の見学や平和祈念式典に参列するスタディツアーに参加しました。
そのツアーに長男を2回、次男は4回連れて行きました。4回目に行った次男がこんな感想を残しています。「これまで広島には過去3回来ました。しかし、正直に言うと、どれもあまり覚えていません。原爆ドームや本川小学校の被害の模様、毒ガスを製造していた大久野島を目の当たりにし、ガイドさんの熱のこもった説明に耳を傾けた同じ夏を経験したはずなのに・・・その時は、なんてひどい!戦争はいやだ!と感じたのは間違いないはずですが。平常に戻り生活を重ねるうちに記憶は薄れ、いつの間にか忘れてしまっています。今僕は18歳。大人と子どもの中間のような存在になり、ようやく、今回の再訪で戦争とその結果もたらされた原爆の被害の悲惨さ、その本質がほんの少しわかった気がします。戦争で、どちらかが一方だけが良い悪いなんてことはない。被害者であり加害者である。こんな悲劇を生んでしまった戦争そのものが罪であり、戦争は絶対に起こしてはいけないのだ、と思いました。何度も目で見て、何度も聞き、何度も思考をめぐらせば、心で感じることができると思います。」
私は広島に子供たちと繰り返し行くことができて、本当に良かったと思っています。
私自身は、12歳の時に被爆後命からがら生き延びた池田精子さん(広島県被団協)の肉声が決して忘れられません。「なぜ、人類は殺し合わなければならないのか。人類が核兵器を根絶できなかったら、核兵器で人類は根絶されてしまう。これからも恒久平和を世界の人達に訴えていきたい」と。原爆投下から79年。被爆された方たちが高齢化する中で、その声を直接聞いた私たちがその意志を引き継ぎ、反戦平和の声をあげ続けていかなければなりません。坂本龍一さんは音楽で平和を訴え続けられました。私にはそんな術はありませんが、心で感じた言霊で訴え続けていきたいと思います。
(大久保昌彦 東京都練馬区 豊島健康診査センター勤務・防災ボランティア灯りの会副代表・防災士)
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